ギレルモ・デル・トロのこんな記事を読んだ。「死の大ファン」という考え方の斬新さに爽快ささえ覚える。
自分は昔から生きる力が弱かった。負けん気とかなにくそといった根っこの太い生命力に欠けている。
子供の頃からアニメなんかで悪の主人公みたいなやつが「グワハハハ!永遠の命を手に入れるのだ!」としゃかりきになる意味がまったくわからなかった。なんで?どうして?同じ流れで「生きてるだけで丸儲け」という言葉も大嫌い。「生きていればなんとかなる」という言葉も疑念を持っている。ならないだろう。
生きる喜び(というと合唱曲「ひとつの朝」を思い出す。いつも)よりも生き続けることによる苦しみのほうがずっとリアルな大きさとして迫ってくる感覚がある。『生きるのが面倒くさい人』(朝日新書)という本のタイトルを見た時は言い当てられたような気がした。今すぐに死にたいわけではないが、生きていくのも取り立ててやる気が出ない、という感じだろうか。なぜ人間は寿命を伸ばしたがるのか。
今日は睡眠不足を取り戻すために午後少し寝た。北向きの部屋で最近暗いのでデスクを部屋の奥から窓際に移動した。